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同じ時間内にたくさん作れるわけですから、その分車の値段は、日、米、英の順番で安くなります。
同じ物が、安く作れるとなれば輸出しても安い値段で売れるわけで、結果的に日本には他の国よりたくさん貿易によるお金が入ってきます。
この結果、日本には貿易黒字がたまっていき、それが圧力になり為替が動きだすのです。
この場合の圧力は徐々に蓄積された残高としての膨大な国際収支の黒字ですから、日本経済の構造的な部分に起因するわけで、長期にわたる国際的な為替投機の原因の一つを形成しているものと考えます。
すなわち、先程ご説明したような日常的な貿易に基づく実需取引の需要と供給によって決まってくる為替の部分と、ここでご説明した構造的かつ残高の部分による投機取引の世界による部分、さらには長期の金利や長期の為替に対する見通しの違いからくる異なる通貨間の債券や株式に対する投資の部分によって総合的に為替は決まってきているものと思います。
さあこれで為替の話は終わりです。
次はいよいよスワップの話にいきましょう。
スワップと聞いて皆さんは難しそうだなあとお考えになるかもしれませんが、実はスワップというのはそんなに難しい概念ではありません。
この自由競争の世の中で、そんなにおいしい話はないものだという極めて常識的なセンスさえお持ちであれば大丈夫です。
そもそもスワップという英語は、交換するという意味ですから、Aという人と.Bという人がいて、それぞれがお互いに相手の持っているものが自分の持っているものと同じか、もしくはそれ以上の価値があると考えていなければ交換は成立しません。
したがって、セドリックとクラウンの交換はあり得ますが、サニーとセドリックの交換はあり得ないわけです。
では、毎日のスワップマーケットで車を交換しているわけではありませんので、一体何を交換しているのでしょうか。
通常、金融の世界でスワップといえば、固定金利と変動金利の交換(金利スワップ).または、金額、通貨の異なるキャッシュフローの交換(通貨スワップ)が代表的です。
それでは、まず固定金利と変動金利の交換から説明しましょう。
最も代表的なスワップである金利スワップは、固定金利と変動金利をスワップするものです。
どのように取引が行われるかといえば、例えば「6ヵ月LIBORを5年間払い続ける変動金利の取引と.5年間一定の金利を払い続ける、固定金利の取引の交換をする」といった具合に交換が成立します。
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